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『収納率』という言葉をご存じですか?【家づくりアドバイスvol.1】

  • 執筆者の写真: 貴宏 小泉
    貴宏 小泉
  • 2022年9月19日
  • 読了時間: 3分

こんにちは、工事部長の小泉です。

これから家を検討される方に是非知っていただきたい情報も上げていきたいと思いますので、良かったらご覧いただければと思います。

前置きはさておき・・・

皆さんは『収納率』という言葉をご存じでしょうか?



よく家を建てる際や住んでみて、ここは収納が多いな。とか、収納が少ないな。とか思うことがあると思います。

感覚的に収納が多い少ないは感じることがあると思いますが、家を建てるとなると目安は知っておきたいですよね?

そこで注目したいのは『収納率』という言葉なんです。

第一回の耳より情報はこの『収納率』についてお話していきたいと思います。


設計の仕事に携わっていればおのずと収納量は気にして作るものですが、建売が増えてきている昨今、この『収納率』を気にせず、ただ建てて売ればいいと思っている会社さんが増えていることは非常に悲しい現実です。

一般的に、戸建ての場合、『収納率』は延床面積の10~15%程度を目安に作ることが望ましいとされています。


例えば、35坪の2階建て、4LDKの家があったとします。

35坪の10~15%ですから、7帖~10帖の収納スペースがあれば十分ということになります。

仮に寝室にWIC3帖と他3部屋に1帖の収納を確保した場合、6帖分の収納となります。

先ほど7帖~10帖の収納スペースがあれば十分と書きましたが、ただ各部屋の収納を確保しただけだと足りないことになってしまいます。

もちろん、設計者さんがお客様のことを想えば、玄関にはコートクロークをとったり、廊下に掃除用具のスペースを確保してくれればそれぞれ半帖分(910㎜×910㎜)を確保してくれれば7帖となりますので、クリアすることは出来ます。

実はこのコートクロークや廊下の収納が無い建売が多く、間取りやデザインを気に入って購入したはいいけど、収納が少なくて困っている方や買い替えを検討している方が増えております。


こちらをご覧ください。


こちらは完全注文住宅を提供していた弊社が企画中の規格型注文住宅のプランの一例です。

延床面積が31坪とコンパクトな形にしておりますが、収納スペースは7.5帖分あり、『収納率』は12%あります。

坪数が小さくなれば収納スペースを取りづらくはなりますが、住む人のことを考えればやはり設計者としてはマストで守っておきたいところです。

じゃあ収納スペースは『収納率』さえ守っていればいいのか、というとそうではありません。

そこにお客様が住む以上は住む人のことを考えるべきです。

収納は大いに越したことはありませんが、綿密に打ち合わせを行い、必要なところに必要な分の収納があれば『収納率』が低くても問題ありません。


是非家づくりを検討される際にはこの『収納率』を気にしてみてください。


 
 
 

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